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京都府京丹後市立中学校で2023年10月より、生成AIを利用した英会話学習を導入すると報じられている。

中学校2年と3年の生徒を対象にするという。

生徒が手元のタブレット端末に話しかけると、生成AIが内容を認識して、英語の音声で返答して会話をおこなうという。会話が終了すると、生成AIが会話の内容を振り返って改善点などをフィードバックするともしている。

端末があれば、学校だけでなく自宅でも学習できるともしている。

学校現場での生成AIを利用しての英会話学習は、全国的にも前例がほとんどないとも思われる。

その一方で、生成AIについては、現状では精度の問題なども指摘されている。現在で回っている生成AIでは、質問に対して見当外れの回答を返してくる例も目立っていて、精度向上も課題になっている。現状、こちらが回答を知っている内容や、事実関係を調査する・少なくとも調査のリテラシーを持っている前提に「遊び」で使うならともかく、調べ物などに使うのは現状ではまだ課題がある。

大阪府では、「高齢者の孤独対策」として高齢者などの話し相手になる目的で、府が運用していた生成AIが、「行政のプログラムなのに、大阪府政与党の大阪維新の会を絶賛する内容を話している」などの指摘が出て、プログラムの修正がおこなわれたという事例も報告されている。

今回の京丹後市の場合は「英会話」だとはいえども、生成AIによって、文法的におかしな内容や、あまりよろしくない単語など、変な内容が混じる可能性がある。それなりに英語を知っていれば「ネタ」として笑い飛ばしたりスルーできるのかもしれないが、学ぶ立場の中学生にはそういうことをチェックできないのではないかという不安も感じる。

(参考)
◎京都 京丹後市 中学校での英会話学習に生成AI導入へ(NHKニュース 2023/9/25)
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