当ブログは2024年8月以降、新サイト(https://kyouiku-blog.hatenablog.jp/)で更新をおこなっています。

大阪府立高校の元教職員らでつくる団体は2023年11月10日、大阪府立高校の再編統合方針の撤回を求める署名と要望書を、大阪府教育委員会に提出した。

大阪府では、維新府政が主導した条例により「3年連続定員割れの学校は統廃合を検討」とする方針が出されている。

2023年には、工業系高校の再編方針が打ち出された。

  • 西野田工科高校(大阪市福島区)を2025年入学生より募集停止し、今宮工科高校(大阪市西成区)に機能統合。
  • 布施工科高校(東大阪市)・城東工科高校(東大阪市)を2025年入学生より募集停止し、両校を統合して新しい工科系高校を設置。
  • 旧大阪市立から移管され、市立時代に3校統合再編で新工業高校を設置する方針が出されていた工業高校のうち、生野工業高校(大阪市生野区)を先行して2025年度入学生より募集停止。

という方針が2023年9月の教育委員会で素案が出され、2025年には4校を募集停止する方針を打ち出した。2023年11月の教育委員会会議で決定すると、大阪府議会に関連条例改正案が審議されるということになる。

生徒の学ぶ場が狭まるという意味でも、また地域の産業を支える産業教育の場という意味でも、このような措置が適切なのかは強く疑問に感じる。

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集