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神戸新聞社の双方向型報道「スクープラボ」に2024年、「兵庫県内の中学校で、クラス発表後に別のクラスに変わった生徒がいる」という情報提供が寄せられた。取材を経て、神戸新聞2024年4月23日(ウェブ版)が『「クラス替え」兵庫の中学で発表後に変更 保護者の要望、増える傾向 頭悩ます学校現場』の記事にまとめている。

新学期に一度発表したクラス分けに不具合があったとして、改めてクラス分けのやり直しをおこなう事例は、2024年度に滋賀県や福岡県の学校で相次いで報道されている。

これらの報道を受け、自分の子どもが通う学校でも似たようなことがあったという情報提供があった形になる。

一度発表したクラス分けの直後に、別のクラスに変わった生徒がいたという。理由について学校側は「事務的なミス」などと説明したとしている。

クラス分けについては、前年度の担任や過去の引き継ぎ内容などから、新年度が始まる1ヶ月ほど前から検討を重ねているとされる。人間関係や過去のトラブルなどには配慮を重ねているとして、トラブルが起きそうな場合など、別々のクラスにしたほうがいい生徒はクラスを分けるように配慮されているともされている。

また兵庫県内の教員によると、保護者からの要望として、特定の児童・生徒の名前を挙げて「自分の子どもとはクラスを離してほしい」という要望が目立つようになったともされる。可能な限り要望に沿うようにはしているとはいえども、難しい場合もあるとされている。

しかしそれでも、新年度のクラス発表以降に重大な不具合が発覚する事例もみられ、クラス編成のやり直しが生じている事例が新聞報道されている。

もっとも、そのままにしておいて重大な状況を招くよりも、事態が発覚した上でクラス替えをやり直した方がよいという判断であろうと思われる。

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