すでに納入している入学金や授業料等については、5万円程度しか返金できず、それ以外のほとんどが返金の見通しが立っていないとしている。

学校が突然閉校するということ自体、極めて異例のことである。そこで学ぶ学生にとってはとんでもないことであろう。

一方で、周辺地域の愛知県や岐阜県では、美容師養成の専修学校計14校で、同校の学生が転校を希望する場合は、転校・編入を受け入れるとしている。一部の学校については、学費の二重取りなどになることを避けるため、愛知中央美容専門学校に納入した学費相当分は減免措置をとるなどの措置をおこなうことや、実習で使う教材費などの独自援助を表明しているという。このほか、国の制度を活用した授業料の減額措置なども検討しているとされている。

学生の学ぶ権利や、経済的な負担なども考慮して、可能な限りの対応をおこなってほしいと願っている。