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群馬県みなかみ町立小学校の学校検診で、担当医師が、児童らの下着の中をのぞいて下半身を確認するなどしたとして、当該児童や保護者が不安がっているとする問題が報道された。
当該の学校検診は2024年6月4日におこなわれた。その後検診を受けた児童が、その様子を教員や保護者に話すなどして発覚した。
担当医師は「思春期早発症に関わる内容のチェックで、医療上必要な行為だった。体の成長の具合を診るのに必要だった。触診はしていない」「振り返ってみると、児童や保護者にていねいな説明ができていなかった」と話したという。
一方でマスコミ報道では、学校検診に携わっている別の医師が登場し、「一般的にいって考えにくい」などとするコメントを報じている。
学校と教育委員会は説明会を開き、事情を説明した。
一部マスコミでは、担当医師の氏名が実名で報じられ、見解を述べた様子が報道されているとのこと。担当医師は、小児医学・とりわけ性分化疾患の第一線級の専門家の医師だと指摘されている。確かに、その観点からみれば、医師の主張にも筋が通っているということにはなる。
医療行為としての必要性はその通りではあろうが、検診を受けることになる児童の心情に配慮したていねいな対応をしていくこととの関係性も、必要になってくる。