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宮城県加美町立小学校に通っていた男子児童がいじめを受けて不登校になり、転校を余儀なくされていたことがわかった。
児童の保護者が2024年7月19日、加美町と宮城県の各教育委員会に対し、いじめ「重大事態」と認定して調査をおこなうよう求める要望をおこなった。
経過
報道などを総合すると、事件の経過は以下のようになっているという。
児童は小学校2年だった2022年8月、下校中に複数の上級生から待ち伏せされて取り囲まれ、体当たりされるなどの暴行を受けた。その際に、首にかけていた水筒のひもが引っかかって壊れ、首を捻挫するなどのケガをした。
また同じ上級生から「弁当箱をめちゃくちゃにする」「母親を殺す」などと脅される、腹を殴られるなどのいじめも受けた。
学校側にいじめを相談しても、学校関係者は「あまり騒ぐとお母さんの名が町中に知れ渡りますよ」などと発言した。
児童は2022年10月から不登校になり、3年進級時の2023年度に別の小学校に転校した。
雑感
いじめの内容もひどいが、それ以上に被害を訴えたあとの学校側の対応が異常だというレベルでひどいと感じる。
学校側の発言は、いじめ被害を訴えても対応しない宣言であり、それどころかいじめを隠蔽し、被害者側に圧力をかけているとも受け取れる。こんなものは、加害者に加勢していると受け取られるようなものである。