東京都調布市の東京都立調布南高校で新年度から、部活動として「勉強部」を発足させることを決めたと報じられています。


 読売新聞2011年2月8日付『進学率向上へ高校「勉強部」コーチは予備校講師』によると、「勉強部」の部員は放課後や休日に、受験教科の指導を教員や大学進学予備校の講師から受けるといいます。
 大学進学率を高めるため、大学側が発案しました。
 「部活動」の看板を掲げながらも、実質的には希望者への大学受験補習といえるでしょう。教科学習ともある程度関連しているが課題研究的な要素の方が強い、英語部や科学部・歴史研究部など既存の部活動とは全く性格が異なります。
 逆に、大学進学に特化する補習とは公然と打ち出しにくいと判断したから、「部活動」の体裁を取ったものなのかもしれません。
 「有名大学」「難関大学」と呼ばれるような大学への合格者数を増やすことにばかり偏重した発想がここまできたのかという感じです。
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