大阪市は3月21日、同日に実施された市立小学校の卒業式で、教諭1人が「君が代」に不起立だったと発表した。


 3月13日の市立中学校の卒業式で不起立者を公表したことに続く暴挙である。報道では中学校の時に引き続き、学校名を名指しする報道がされ、教諭の氏名こそ発表されていないものの年齢や性別が公表され、関係者なら特定可能な形となっている。
 卒業式は、学習指導要領で学校の自主性を元に運営されることが指示されている学校行事の一つでもある。児童・生徒の学校生活の集大成でもあり、特に児童・生徒の立場に立って運営しなければならないだろう。卒業式の目的を逸脱し、起立斉唱を強制させること自体が目的化するようなことは、各種法規に抵触したものであり、このようなつるし上げは絶対に許されない。
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