茨城県常陸太田市立中学校2年の男子生徒が8月16日、同級生3人からいじめを受けたとする遺書を残して自殺していたことがわかった。


 報道を総合すると、生徒は8月16日午前、自宅で首をつって自殺した。同級生3人の実名を記し、「いじめられた」とする内容の遺書が残されていた。
 8月16日午前11時頃、家族と茨城県警から相次いで学校に連絡が入った。学校側は16日・17日の2日間かけて同学年の生徒全員に聞き取りをおこなった。聞き取りに対し、遺書で名指しされていた生徒3人は、8月に入って「死ね」などのメールを自殺した生徒宛に複数回送りつけていたことを認めた。
 学校側は、生徒3人と自殺した生徒の4人を仲良しグループと認識していた。4月・7月に実施したいじめ調査ではこの生徒がいじめられているという情報はなく、7月の1学期終業式直前の段階では「仲違いしているようには見えなかった」という。
 メールを送った生徒は、生徒の自殺にショックを受けているとも報じられている。
 一見仲良しグループに見えていたが中ではいじめが進行していたのか、夏休みに入って一気にいじめが進んだのか、メールを送った生徒は仲間内での軽い冗談のつもりだったのか、など、可能性としてはいくつかある。
 現時点では第一報的な段階で、全容はこれからになる。いずれにしても、このような重大な結果になったことはきっちりと直視し、適切な対応を取っていかなければならない。
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