大分県別府市立中学校でいじめ・暴行を受けて肋骨を骨折し被害届を出した生徒について、加害者側が教育委員会関係者立ち会いのもと、被害者に謝罪し和解を求めていたことがわかった。


 暴行事件は7月18日の音楽の授業中、学校指導で担当教員が目を離したすきに、加害生徒が被害生徒に飛び蹴りをしたものである。被害生徒が「突然蹴られた」などと訴え、それ以前にもいじめ被害を受けたことを訴えている。
 加害者側は「被害者側には今後近づかない」とする手紙を渡し、治療費や慰謝料を支払った。被害者側はこれを受け、警察に出した被害届を取り下げるという。
 一応解決したといえるのかもしれない。その一方で、形の上では和解ではあるが、だからといって心身の傷もすぐに消えるというわけではない。継続的なケアも求められる。
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