札幌市白石区の札幌市立柏丘中学校1年の男子生徒がいじめを訴える遺書を残して自殺した問題で、札幌市教育委員会は9月6日、校内調査をおこなった結果いじめは確認できなかったと発表した。


 調査は全校生徒への記名式のアンケート用紙と、接点のあった同級生らへの直接の聞き取り調査の併用でおこなわれた。その結果[いじめは確認できなかった」とした。
 一方で回答の中には、「自殺した男子生徒が、委員会活動の係として他の生徒に呼びかけても無視されたり口答えされたりしていた」「授業中のミスを同級生からとがめられたりしていた」といったものもあったという。市教委はこれらの回答については「いじめには当たらない」と判断した。
 アンケートでの回答結果は、いじめの兆候とも受け取れる内容である。もっと詳細な分析が求められるだろう。
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