東京都足立区は2月28日、区立中学校3年(当時)の男子生徒が2010年10月25日に自殺していたことを発表した。


 生徒は生前、同級生らからいじめを受け、自殺した時にはいじめを苦にするようなメモを残していた。足立区教育委員会はいじめの事実は確認しながらも、自殺との因果関係については「分からない」と結論づけた。
 両親は「学校でのいじめが自殺の原因ではないか」として再調査を申し入れ、第三者委員会を設置しての再調査が決まったという。
 児童・生徒の自殺事案では、いじめを苦にするような内容の遺書やメモ類が見つかり、いじめの事実も確認された場合でも、学校や教育委員会は「因果関係は不明」と結論付けたがる傾向がある。別にこの自殺事案にかぎらず、全国多くの場所で同様な対応がされている。
 しかしいじめが原因であることが強く疑われる事案である。第三者委員会での調査が求められる。
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