滋賀県大津市立皇子山中学校いじめ自殺事件の民事訴訟第6回口頭弁論が4月9日に大津地裁で開かれた。被告の大津市は、第三者調査委員会の調査結果に基づき、原告の遺族側が主張しているいじめ行為の大半を認めて和解に応じる姿勢を示した。


 一方で原告側は、大津市が認否を保留した一部事案の中にも、事実であると強く推認されるものががあるとして、現時点では和解を保留する意向を示した。
 以前と比較すれば一歩前進だとはいえども、まだ十分ではないという印象を受ける。大津市は保留した部分についても認否をすみやかに明らかにして、早期解決を図っていくべきではないだろうか。
(参考)
◎大津・中2自殺:いじめ自殺訴訟 市、一部認否避ける 遺族側、和解応じず /滋賀(毎日新聞 2013/4/10)
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