千葉県茂原市の千葉県立茂原樟陽高校2年の男子生徒が、同校の教諭から暴行を受け適応障害を発症したとして、千葉県を相手取り約150万円の損害賠償を求める訴訟を起こしていたことがわかった。

生徒は1年だった2012年4月、当時副担任だった教諭から「指導」として顔を平手打ちされるなどの暴力を受けた。生徒は、就寝時も教諭の顔が目に浮かんで眠れなくなるなどの精神的な後遺症が出たり、加害教諭が担当する教科の成績も落ちたという。生徒はこの生徒は適応障害と診断された。

加害教諭に対しては、千葉一宮区検が傷害罪で略式起訴し、千葉一宮簡裁で罰金10万円の略式命令が2012年11月に確定している。また千葉県教委は教諭を戒告処分にした。

加害教諭への刑事処分や教育委員会としての処分は下っているとはいえども、被害と比較すれば甘いような印象を受ける。民事訴訟では適切な判断が求められる。

(参考)
◎「体罰受け適応障害に」県立茂原樟陽高校男子生徒、県を提訴(千葉日報 2013/6/21)

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