兵庫県教育委員会は10月23日、「体罰」などで教職員3人を処分したと発表した。

うち西宮市立小学校の男性教諭(30)は戒告処分。2012年11月、当時担任していた4年のクラスで、女子児童が宿題を忘れたとして、教室にいた他の児童にペンチを持ってこさせ、「次に宿題を忘れたらペンチで歯を抜かれると思ってやりなさい」「ペンチがあれば、爪をはいだり、鼻の骨を折ったりできる」などと脅したという。

児童が恐怖感を感じて学校を休みたいと訴えたことで、事件が発覚した。これのどこが「指導」なのだろうか。感情的な暴言・脅しでしかない。

他にも同日付で、▼生徒指導の際に頭突きをして生徒の鼻の骨を折ったとして、宝塚市立中学校の男性教諭(43)を減給処分。当該者は2013年2月にも「体罰」で訓告。▼部活動指導中に部員の生徒計14人を平手や拳で殴るなどしたとして、伊丹市立中学校バレーボール部顧問の女性教諭(36)を減給処分。とした。こちらの2つの事件も、典型的な「体罰」事案であるが、いまだに根絶されていないのは、許しがたいことである。

(参考)
◎教諭ら5人を懲戒処分兵庫県教委、体罰や盗撮で(神戸新聞 2013/10/23)
◎ペンチ見せ「宿題忘れで歯抜く」兵庫、児童脅し教諭戒告(神戸新聞 2013/10/23)

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