愛知県立刈谷工業高校2年だった男子生徒が2011年に自殺した問題で、愛知県の第三者委員会は2月4日、所属していた野球部で「体罰」を目撃するなどしたことでうつ病を発症して自殺の一因となったとする報告書をまとめた。

この事案については、野球部に所属していたこの生徒は顧問から直接の暴力を受けなかったものの、周りで「体罰」・暴力や暴言があったことを見聞きして、それを苦にしていた「指導死」事案の可能性があることが指摘されていた。

報道を読む限り、報告書でもそのことが認められたといっていいのだろう。「体罰」が生徒の心身の成長にはつながらず、逆に生徒を傷つけるということを示す事例でもあり、このようなことが二度と起こらないように徹底的な対策こそが望まれる。

(参考)
◎「体罰を見聞き、自殺の一因」愛知の高2、部活動悩み(朝日新聞 2014/2/5)

このエントリーをはてなブックマークに追加 編集