大阪市の選択制中学校給食で、2013年4月から2014年1月までの10ヶ月間で、異物混入事故が59件あったことがわかった。

 3月5日の大阪市会教育こども委員会での公明党議員の質疑で明らかになった。市教委は異物混入の事実を認め、髪の毛、虫の死骸、糸くず、輪ゴムなどが混入していたことを明らかにした。

 大阪市は4業者に委託し、弁当を配送する方式で給食を実施している。2014年度からは橋下徹前大阪市長(出直し市長選出馬のために辞職)の意向で、全員給食への移行を打ち出している

 大阪市の弁当方式の中学校給食は「おかずが冷たい」「おいしくない」など極めて不評で、全員給食への移行以前に給食の質の改善が求められている。異物混入事故の続発は、給食の根幹に係る問題であり、新たな懸念材料にもなりうるものである。
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