神奈川県厚木市のアパートで5月30日、子どもの白骨遺体が見つかった事件で、神奈川県警は5月31日、「2006年頃に当時5歳だった長男の世話を十分にせずに死なせた」として、保護責任者遺棄致死容疑で父親(36)を逮捕した。

 遺体は長男とみられるという。一家は2005年頃に母親が家を出て、父親と長男の2人暮らしだった。しかし父親はほとんど自宅に帰らなくなり、子どもの食事の世話などを十分にせずに自宅に閉じ込め、2006年秋ごろに長男が死亡したという。

 父親は長男の遺体を発見した後、怖くなって家を出て別のところで暮らしていた。

 2014年5月、「中学校に入学する年齢になっているのに、入学していない」と児童相談所から警察に連絡があり、5月30日になって父親の所在をつかんだという。警察がアパートに入ると、白骨遺体を発見した。母親の所在はつかめていない。

 この状況だと当然、2008年4月の小学校入学時にも入学式に出席せず入学していないことになる。厚木市教委は当時、児童を「居住不明者」扱いとした。

 2013年になり、横浜市内で起きた別の児童行方不明事件が発覚したことを受けて、この児童の案件を再調査した。2013年12月になって父親の所在を把握して事情を聴いたものの、父親は曖昧な話しかしなかったという。

 もっと早期に発見して対応する手立てはなかったのだろうか。