「鹿児島県立高校3年だった2010年12月、教師から窃盗犯扱いされて下着一枚で身体検査された」として、被害にあった男性(現在22歳)が鹿児島県を相手取り、330万円の損害賠償を求めて鹿児島地裁に提訴していたことが、10月27日までにわかった。
事件は2010年12月9日に起きた。この日校内で同級生の財布が紛失する事件があった。教師が教室に居合わせた生徒に対して持ち物検査をおこなうと、この男性のかばんから同級生の財布が、現金を抜き取られた状態で見つかった。
男性は全く身に覚えがなかったという。しかし教師はこの男性を犯人と決めつけて別室に移し、現金を衣服の中に隠していないか検査するなどとして、他の教師とともに「パンツ一丁にならんか」などとして身体検査を強要したという。
鹿児島県教委は提訴を受け、「訴状を精査し、適切に対応したい」とコメントした。
そもそも、男性のかばんからからの財布が見つかっただけでは、窃盗犯と決まったわけではない。真犯人が財布を捨てたのがたまたまそこだっただけ、もしくは男性を陥れるためにそこに入れたという可能性も考えられる。そもそもそれ以前に、教師にこのような捜査をおこなう権限はない。
当然のことながら教育的な行為とも、また施設管理者として必要な行為とも、とうてい認められないものである。明らかな違法行為ではないか。鹿児島県教委は非を認めた上での、早期解決が求められる。
事件は2010年12月9日に起きた。この日校内で同級生の財布が紛失する事件があった。教師が教室に居合わせた生徒に対して持ち物検査をおこなうと、この男性のかばんから同級生の財布が、現金を抜き取られた状態で見つかった。
男性は全く身に覚えがなかったという。しかし教師はこの男性を犯人と決めつけて別室に移し、現金を衣服の中に隠していないか検査するなどとして、他の教師とともに「パンツ一丁にならんか」などとして身体検査を強要したという。
鹿児島県教委は提訴を受け、「訴状を精査し、適切に対応したい」とコメントした。
そもそも、男性のかばんからからの財布が見つかっただけでは、窃盗犯と決まったわけではない。真犯人が財布を捨てたのがたまたまそこだっただけ、もしくは男性を陥れるためにそこに入れたという可能性も考えられる。そもそもそれ以前に、教師にこのような捜査をおこなう権限はない。
当然のことながら教育的な行為とも、また施設管理者として必要な行為とも、とうてい認められないものである。明らかな違法行為ではないか。鹿児島県教委は非を認めた上での、早期解決が求められる。