北海道滝川市立江部乙小学校で2005年に発生したいじめ自殺事件について遺族が起こした民事訴訟で、訴訟の和解協議が2月19日に札幌地裁でおこなわれ、遺族と北海道・滝川市ともに和解することで合意しました。


 今後北海道議会・滝川市議会それぞれで関連議案の可決を経て、3月26日の次回和解協議で正式に和解が成立する見通しとなりました。
 道と市はいじめと自殺との因果関係を認めて事件に対する謝罪と和解金の支払いを実施すること、いじめ事件が発生した際に被害者側の意見表明ができるような調査体制の構築、和解条項の広報などで合意したということです。
 和解内容は、実質的な全面勝訴と受け止めて差し支えないような内容となっています。和解成立は歓迎できます。
 同種の事件が再び起こらないように予防策を徹底していくこと、また万が一発生した場合には隠蔽せずに徹底的な調査をおこなうこと、このことこそが求められています。
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