滋賀県愛荘町立秦荘中学校の柔道部で2009年7月、1年生の男子部員が顧問講師に投げられるなどして頭部を強打しその後死亡した事件で、遺族は2月25日、元講師(27)を傷害致死容疑で、男性校長(55)を業務上過失致死容疑で、それぞれ滋賀県警東近江署に刑事告訴しました。


遺族は講師の行為を暴力と指摘しています。また校長については、講師への指導責任を怠ったことを問題としています。
居合わせた部員らの証言を総合すると、死亡した生徒は事件発生直前、上級生と懲罰的な「乱取り」をさせられてフラフラの状態でした。にもかかわらず講師が自ら乱取りの相手となって技をかけ続け、その直後に倒れたとされています。また生徒は柔道初心者で、受け身も十分でない状況だったということです。
今回の事件は、講師によるリンチ・しごきが強く疑われる事件です。刑事事件として厳正な対応を求めます。
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