『読売新聞』(web版)2010年5月29日配信記事として『「不潔は嫌」屋内砂場、公園には犬猫よけの柵』が掲載されています。

 記事では砂場について、犬猫の糞など衛生面での問題から対策が各地でとられていることなどが紹介されています。具体的には、屋内に砂場を設ける、砂場の砂は定期的に入れ替えや高温殺菌を実施する、屋外の砂場には動物などが入れないように柵を設置する、新設の公園には最初から砂場を設置しない、などです。

 そういえば一昔前までは児童公園の砂場に柵などほとんど見かけませんでしたが、ここ数年ほど柵が設置されるケースが増えているような気がします。また国土交通省によると、全国の公園の砂場の数自体も5年間で約5%(約2000ヵ所)減少しているということです。

 背景には衛生意識や安全意識が強まったことに加え、「(猫は用を足したあとに砂をかける習性があることから)舗装化が進んで猫が用を足す場所が減った」(東京都三鷹市の担当者)とする見方もあるということです。

 単純に「昔がよかった」あるいは「今の方がいい」と結論づけられるものでもないですが、砂場をめぐる現状一つとっても時代を反映しているといえるでしょう。
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