「新しい歴史教科書をつくる会」が関与した中学校社会科(歴史的分野・公民的分野)教科書の採択に反対する団体が7月23日に東京都内で集会をおこない、採択反対運動を強めることを確認したということです。


 東京都教育委員会では都立中高一貫校・特別支援学校での教科書採択を7月23日におこなおうとしましたが、教育委員会に欠席者がいたとして採択を8月に延期しています。東京都は前回「つくる会」教科書が採択された地域でもあり、採択の危険性が強まっています。
 また2005年に「つくる会」教科書を採択した東京都杉並区では、「(つくる会教科書では)人権や自由、人間らしさなど大切なことを見失ってしまう」という声が出ていることが紹介されています。
 「つくる会」教科書の問題点についてはこれまでも歴史関係者や教育関係者など多くの人から指摘されており、また当ブログでも機会あるごとに取り上げてきました。人権軽視や戦争賛美、史実を無視したりゆがめたりしているなどの問題点も多い「つくる会」教科書では、子どもたちにとって望ましい学力は付きません。学校で子どもたちの学習に使えるようなものではありません。
(参考)
侵略美化教科書「採択させない」東京ネットが緊急集会(しんぶん赤旗 2009/7/24)
このエントリーをはてなブックマークに追加 編集