群馬県前橋市立桃木小学校で、放送委員会顧問で4年生を担任する教諭が、不適切な曲が校内放送で流れたことを問題視し、児童らに土下座を強要するなどしていたことがわかりました。

事件は12月3日に発生しました。校内放送で、頭髪の薄い人をからかうような内容の歌詞を持つ楽曲が流れました。6年生の男子児童がCDを学校に持ち込み、放送委員の児童に流すよう頼んだとして、教諭はこの児童を「人の身体的特徴を笑いの対象にしてはいけない」などとして注意しました。その際に土下座させたということです。

さらに翌12月4日には、曲を聴いて笑ったとして、4年児童27人にも土下座を求めました。

このような歌詞の曲が流れるのは不適切で、注意すること自体はわかります。しかし注意・指導ならば通常の方法でおこなうべきです。土下座をさせるというのは通常の指導の範疇を超えています。個人的な感情にまかせた行為だという批判は免れないでしょう。
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