千葉市立小学校4年生だった2005年、当時の担任教諭から「クラスで一番嫌われている人」として実名で名指しして公表されたために、クラスの児童からのいじめを受けるようになって転校を余儀なくされたとして、元児童が千葉市を相手取って訴訟を起こしていることが分かりました。

 担任教諭は2005年4月、「クラスで好きな人、嫌いな人」のアンケートを児童らに書かせ、約1週間後に児童らの求めに応じて実名公表をおこないました。その後この児童へのいじめが発生し、学校側も対処しなかったため、転校を余儀なくされたということです。

 担任教諭の行為は全くの問題外です。教師がいじめに加担した・教師がいじめの首謀者と言い切っても過言ではありません。教師としての対応という意味だけではなく、普通の分別ある大人ならばありえないような、非常識極まりない行動です。

 千葉市は「訴状は届いたが、事実関係を調査中」としているということです。早急に事実関係を調査し、できるだけ早く元児童側に誠実な対応をおこない、また該当教諭に対しては実名公表や懲戒処分なども含む厳しい対応がなされるべきです。
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