鹿児島県いちき串木野市の私立神村学園高等部で、男子サッカー部部長を務めていた教諭(28)が、部員の生徒に暴力を加えたとして謹慎処分を受け、その後依願退職していたことがわかりました。


報道によるとこの部長は、2007年8月の練習中、1年生チームの主将を務めている部員に「チームの雰囲気が悪いのはお前のせい」などと難癖を付け、「帰れ」「サッカーができない体にしてやる」と罵声を浴びせながらこの部員の足を数十回蹴りつけ、内出血のけがを負わせたということです。部長はほかにも、チームの福岡遠征の際に「ホワイトボードのペンを忘れた」として、同じ生徒に対して練習着のまま福岡から鹿児島の学校までペンを取りに行くよう命じるという常軌を逸した行為をおこなったり、他の生徒にも暴力を日常的に加えていたことも判明したということです。
この手の事件は定期的に発生していますが、なんともひどい話です。こんなろくでもないことがまかり通るような学校・スポーツ指導とは何なのかと考えてしまいます。特に神村学園では、2006年にも野球部長の暴力事件が発覚しています。暴力を野放しにするような体質は、スポーツとも教育とも全くの無縁です。
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