山形県最上地域の公立中学校で教師が生徒の髪の毛を切る案件があったとして、山形県教育委員会は10月18日、同校の生徒指導担当の女性教諭(50代)を文書訓告処分とした。

事件の経過



 事件は2018年3月に発生した。

 卒業式の際、当時3年生の男子生徒の髪の毛が規定に反して長かったとして、生徒指導担当の女性教諭がこの生徒を別室に連れ出し、生徒の髪の毛を工作用はさみで切った。

 山形県教委は、女性教諭の行為は「体罰」に該当すると判断した。

 担任だった男性教諭(30代)も、その場に居合わせて事情を把握していながら、女性教諭の行為を止めずに黙認したとして、同日付で厳重注意処分になっている。また校長についても管理責任を問い、厳重注意処分となった。

 生徒の髪の毛を切るような「指導」がいまだにおこなわれているとは、前時代的極まりない。このような「指導」は、いい加減に根絶する必要がある。
このエントリーをはてなブックマークに追加 編集