北九州市立小学校で英語活動を担当する女性常勤講師が、4年生の授業中に児童に対して暴言を吐くなど不適切指導をおこなっていたことがわかった。

不適切指導の概要



 講師は、授業中に騒がしかったとして「言うことがきけないなら、耳が聞こえないのか。障害者か。病院に行った方がいい」などと児童に暴言を吐いた。また、児童がよそ見をしていたとして、その児童の首を押さえつけた上で「そんなに外を見たかったら、ずっと見ておけ」などとも言ったという。

 2019年2月になり、保護者から「子どもが講師から暴言を受けたと聞いた」と学校に連絡があって発覚した。学校側が調査したところ、講師の言動が確認されたとしている。

 学校側は保護者説明会を開き、英語講師の不適切指導があったとして謝罪したという。当該講師の契約は年度末の3月までだが、年度いっぱいは授業担当から外すとしている。

 北九州市教育委員会は、学校からの報告を受け、講師本人に直接事情を聴くなどの調査を進めるとしている。

 講師の行為は、指導として極めて不適切である。それだけではなく、障害者差別とも受け取れるような悪質な暴言となっていて、人権の観点からも疑問である。

(参考)
◎小学校女性講師、指導に従わない4年生児童に「障害者か」と暴言(毎日新聞 2018/2/24)
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