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神戸市教育委員会は遺族側の要望を受け、背景を調査する方針を固めた。2019年8月21日の新聞報道で明らかになった。
報道によると、生徒は神戸市北区の神戸市立小学校6年だった2017年3月、机に「死ね」などと落書きされる被害を受けた。小学校が調査したが、誰が書いたのかなど詳細はわからなかったという。
生徒は2017年4月に神戸市立中学校に進学したが、中学校1年だった2017年秋に神戸市北区から尼崎市に転居し、尼崎市立中学校に転校した。保護者は転校の際、転入先の学校に「いじめのトラウマで転校した」と話したという。生徒は転校後も体調不良気味で、入退院を繰り返していた。
生徒は2018年11月19日、尼崎市内のJR神戸線(東海道本線)の踏切で列車にはねられて死亡した。状況から自殺とみられている。転入後の尼崎市立中学校の調査では、中学校在学中のいじめは確認されなかったとしている。
いじめの後遺症が、時間が経過してから現れることは珍しくない。
過去には、愛知県の私立中学校1年だった女子生徒がいじめを受けて転校を余儀なくされ、その後遺症で精神症状を発症して、いじめから4年後の2006年8月に自殺した事件が発生している。また山形県では、子どもの頃に近所の幼なじみからいじめを受けた男性がその後精神症状を発症し、大人になってからの2006年5月にいじめ加害者の相手を殺害する事件も起きている。
この生徒についても、当時のいじめについてていねいに調べる必要があるのではないか。