埼玉県川口市立中学校でいじめを受け不登校になった男子生徒(現在高校2年)と家族がインターネット上の掲示板で中傷された問題で、被害生徒らが元同級生の父親を侮辱容疑で埼玉県警武南署に刑事告訴し、2019年9月22日付で受理された。

 この問題では、インターネット上の掲示板に、生徒の実名も交えながらいじめを擁護し生徒側を中傷する書き込みがあった。生徒側は、特に悪質と判断した書き込みについてプロバイダに情報開示を求め、発信者3人を特定した上で民事訴訟を起こしていた。

http://kyoukublog.wp.xdomain.jp/post-19067/

 元同級生の父親は民事訴訟では書き込みを認めながら、「それ以前から実名がネット上で公開されていた」として名誉毀損には当たらないと主張した。

http://kyoukublog.wp.xdomain.jp/post-19443/

 いじめ被害者である元生徒側が公開を望んでいない実名を勝手に公開したことだけでなく、実名とともに被害者やその家族を中傷する書き込みをおこなったことも問題である。中傷とともに書き込めば、名誉毀損や侮辱にあたるといえることである。
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