鹿児島県出水市の出水中央高校で、サッカー部監督を務める保健体育科担当の男性教諭(42)がサッカー部員に暴行を加えていたことが、10月10日までに発覚した。暴行の様子を撮影した動画がネット上にアップされたという。

 事件は2019年10月8日夕方5時頃に起きた。監督の教諭は3年生の男子部員を自分の前に呼び出し、蹴りつけたり平手打ちをするなどの行為を繰り返した。部員にケガはなかった。

 目撃した生徒が動画を撮影し、ネット上にアップした。アップした生徒はサッカー部員ではないという。

 学校側は翌日10月9日までに動画の存在を把握し、暴力・「体罰」に関して教諭に事情を聴いた。教諭は「言うことを聞かなかったから手を出した」と事実を認めた一方、「厳しい練習も今後に生きる」などとも発言したとされる。

 また当該教諭は約1ヶ月前の2019年9月にも、サッカー部員への暴行を加えていたことも明らかになっている。

 暴力をともなう指導を是とする風潮があるのではないかと思わざるをえない。そういう指導は間違っているということを徹底させなければならない。
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