千葉県流山市立小学校で2017年、1年の男子児童が担任の男性教師から首を絞められるなどの暴行を受けたり、持ち物の水筒を壊されたた事件が発生したが、被害者側が被害を訴えてから1年半にわたって学校側が放置していたことが、12月2日までにわかった。

 教師は児童の持ち物の水筒を床にたたきつけて壊し、児童の首をつかんで絞めた。水筒は、児童が入学祝いとして祖父母からもらったもので、大事にしていたものだという。

 教師は児童の首を絞めた際、児童が「苦しい」などと訴えると「わざとじゃない」「お前が悪い」などと吐き捨てたとされる。家族によると、事件以降、児童は指を強く噛んで出血したり、夜にうなされるなど、精神的な後遺症と思われる症状が出ている。

 教師は水筒を壊したことについては認めたものの、首を絞めるなどの暴行について「指導の際に肩をつかんだだけ」として否定した。

 極めて凶悪な暴行だといってよい。暴力を振るうだけでなく、児童が大事にしていた持ち物を故意に壊すことで精神的なダメージを増大させるなど、教師として以前に人間として許されることではない。

 しかも被害訴えがあってから1年半も放置するなど、学校側も「共犯」といっていいようなものである。
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