福岡県立八幡南高校(北九州市八幡西区)の2016年度スポーツ推薦入試で、推薦入学を希望する特定の受験生の父親から金品を受け取るなどしたとして、福岡県警は12月2日、当時同校サッカー部顧問だった男性教諭(40)=現在は福岡県立鞍手竜徳高校勤務=を受託収賄容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 2015年8月中旬、受験生の父親が「サッカー部の推薦枠で受験させてほしい」と教諭に接触し、2万数千円相当の飲食接待を受けたとされる。また2016年3月には、推薦したことへの謝礼として父親から再び2万数千円相当の飲食接待を受け、10万円分相当の商品券を受領したとされている。

 父親の贈賄容疑については、時効が成立しているという。一方で父親の側も任意の事情聴取に対して事実関係を認めている。

 高校入試の根幹を根本から揺るがす不正でもあり、極めて重大な問題である。このような不正がまかり通っていてはいけない。
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