北國新聞(2020年7月5日、ウェブ版)に、これはどうかというニュースが。

石川県のある小学校で、「3密」を防ぐために児童がパトロール隊を作り、校内を巡視して児童を注意しているとか。

記事によると、教員がコロナ対策について話し合った際に、児童に相互に注意させる案を出した。高学年児童が交代で昼休みなどに校内を巡回しているという。

記事より引用。学校名と児童名の固有名詞は当方の判断で伏せ字に変更。
 新型コロナウイルスの脅威から児童を守ろうと、**市**小の児童自ら「3みつパトロール隊」を結成した。授業中の換気やマスク着用を徹底しているものの、休み時間は「3密」で談笑する児童の姿もしばしば。昼休みを重点的に4~6年の39人が2人一組で歩いて目を光らせており、教職員からも「効果は上々」と評判だ。

1日は**さん(5年)と**さん(4年)が当番でパトロールを実施し、図書室や体育館、各教室を巡回した。気が緩んで「3密」になっている児童はいないか。見つけるとすぐに「密です。離れましょう」と警告。元気な声が響くと、注意された児童ははっとした表情を見せた。

『「3密」児童がパトロール **小 昼休みに2人一組で』(北國新聞 2020年7月5日)

これでは、児童の相互監視のような形になっている。学校側の取り組みによって、いじめの芽を生み出すことにもつながりかねない。「効果は上々」じゃないだろう。
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