文部科学省は2020年7月10日、2021年度全国学力テストについて、当初より1ヶ月遅らせた5月27日に実施すると発表した。
新型コロナウイルス問題に伴う休校の影響で、次年度にカリキュラムを繰り越した学校も参加できるよう措置をおこなったとしている。当日に実施できない学校については、6月30日までの間の実施を認めるとしているが、全体の結果公表からは除外する。
そもそもの問題として全国学力テストでは、都道府県別・県内の地域別の平均点や順位にばかりとらわれ、テスト対策として過去問・類題演習などを直前に繰り返しおこなわせるなどの状況も報告されている。
テスト自体、地域間・学校間の競争と序列化を目的にして構想されたものだが、世論の批判を受けて表向きは「学力状況把握」名目で導入することになった。しかし、学力状況を測るという表向きの目標は実現できない状況となっている。
個別の学力把握なら全国統一でしなくても学校レベルでおこなえば十分だし、国レベルの全体的な傾向の調査なら抽出調査で十分である。いずれも中途半端な状況となっている。
このようなテスト自体、すべきではない。
新型コロナウイルス問題に伴う休校の影響で、次年度にカリキュラムを繰り越した学校も参加できるよう措置をおこなったとしている。当日に実施できない学校については、6月30日までの間の実施を認めるとしているが、全体の結果公表からは除外する。
そもそもの問題として全国学力テストでは、都道府県別・県内の地域別の平均点や順位にばかりとらわれ、テスト対策として過去問・類題演習などを直前に繰り返しおこなわせるなどの状況も報告されている。
テスト自体、地域間・学校間の競争と序列化を目的にして構想されたものだが、世論の批判を受けて表向きは「学力状況把握」名目で導入することになった。しかし、学力状況を測るという表向きの目標は実現できない状況となっている。
個別の学力把握なら全国統一でしなくても学校レベルでおこなえば十分だし、国レベルの全体的な傾向の調査なら抽出調査で十分である。いずれも中途半端な状況となっている。
このようなテスト自体、すべきではない。