宮城県登米総合産業高校(登米市)の運動部で、外部コーチ(30代男性)から暴言や暴行を受けPTSDを発症するなどしたとして、被害生徒がコーチを相手取り、約300万円の損害賠償を求める訴訟を仙台地裁古川支部に起こしたと報じられた。
提訴は2020年7月6日付。
生徒は中学生の時からスポーツ少年団に所属し、このスポーツ少年団のコーチだった男性と面識があった。中学校1年だった2015年夏頃から、コーチが競技の指導中、この生徒を「サル」と呼ぶなどの行為を繰り返していた。
生徒は2018年の高校進学後、同じ競技の運動部に所属した。この男性は同校の外部コーチも務めていた。入学直後、男性は部員に対して「こいつサルだから何をやってもいい」などと紹介したという。
さらにコーチは、日常的にこの生徒を殴ったり、この生徒の悪口をほかの部員に吹聴するなどの行為を繰り返したともされる。生徒が「やめてほしい」と抗議しても、コーチは聞く耳を持たず、いじめ行為はやまなかったという。
コーチの行為によって部員からもいじめを受けるようになり、生徒は2年時の2019年にPTSDを発症し、長期欠席に追い込まれたのち、3年時の2020年春に転校を余儀なくされたと訴えている。
宮城県教育委員会は2019年、コーチの行為を「体罰」と認定して生徒側に謝罪した上で、第三者委員会で調査をおこなっているという。
一方でコーチは「体に触れたり、からかったりしたのはスキンシップやコミュニケーションのつもり」としながら、「強く指導したことはあったが、暴行は一切していない」として争う構えを見せているという。
あまりにも悪質な事実経過だと言わざるをえない。
これは「体罰」でもあり、いじめ・ハラスメントに値する行為だと厳しく批判さるべき行為である。身体的な暴力も当然のことながら許されない上に、人格を中傷するような暴言を加えたり悪口を吹聴するなど、もってのほかである。
提訴は2020年7月6日付。
生徒は中学生の時からスポーツ少年団に所属し、このスポーツ少年団のコーチだった男性と面識があった。中学校1年だった2015年夏頃から、コーチが競技の指導中、この生徒を「サル」と呼ぶなどの行為を繰り返していた。
生徒は2018年の高校進学後、同じ競技の運動部に所属した。この男性は同校の外部コーチも務めていた。入学直後、男性は部員に対して「こいつサルだから何をやってもいい」などと紹介したという。
さらにコーチは、日常的にこの生徒を殴ったり、この生徒の悪口をほかの部員に吹聴するなどの行為を繰り返したともされる。生徒が「やめてほしい」と抗議しても、コーチは聞く耳を持たず、いじめ行為はやまなかったという。
コーチの行為によって部員からもいじめを受けるようになり、生徒は2年時の2019年にPTSDを発症し、長期欠席に追い込まれたのち、3年時の2020年春に転校を余儀なくされたと訴えている。
宮城県教育委員会は2019年、コーチの行為を「体罰」と認定して生徒側に謝罪した上で、第三者委員会で調査をおこなっているという。
一方でコーチは「体に触れたり、からかったりしたのはスキンシップやコミュニケーションのつもり」としながら、「強く指導したことはあったが、暴行は一切していない」として争う構えを見せているという。
あまりにも悪質な事実経過だと言わざるをえない。
これは「体罰」でもあり、いじめ・ハラスメントに値する行為だと厳しく批判さるべき行為である。身体的な暴力も当然のことながら許されない上に、人格を中傷するような暴言を加えたり悪口を吹聴するなど、もってのほかである。