神戸新聞2020年10月21日付によると、神戸市の学校に通う児童生徒が、新型コロナウイルス感染をきっかけに、風評被害などによって、治癒しても学校に行けなくなったケースが複数あると指摘されている。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202010/0013799191.shtml

記事では、以下のようなことが指摘されている。
市内でも児童生徒の感染者が相次いだ。市健康局によると、近隣住民から感染者が出たことに対する苦情や、近くの公共交通機関を使わないよう求める声が殺到した学校もあった。校内でも感染者が特別視され、治癒した後も登校できていない児童生徒が複数いるという。

家族に濃厚接触者がいるため、学校行事などへの参加を断られる事案もあった。濃厚接触者は14日間の健康観察が求められるが、感染症法上は行動に規制はなく、面会して調査する保健師もマスクのみで対応している。

(中略)

保健師らは「今は誰もがいつ患者になってもおかしくない状況にある。予防策はインフルエンザと同じ。患者を特別視しないでほしい」と理解を求めている。

治癒しても学校に登校できなくなるという状況が生まれれば、それは人権侵害にもあたる。全く対策を取らないということも正しくないとはいえども、適切な対応をしていくことが必要となっている。

適切な対策については、常に考えていかなければならない。
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