大阪府教育委員会は2021年1月19日、府立学校での新型コロナウイルスのクラスター発生状況を公表した。

一斉休校が開けた2020年6月以降、府立高校6校と府立支援学校1校の計7校で生徒・教職員5人以上が感染するクラスターが発生したとしている。うち4校では、部活動が感染要因になったと分析している。

ある高校では、部活動中に「呼吸が苦しいから」としてマスクを外したことなどでクラスター集団ができたと分析された。また別の高校では、部活動でマスクを外した状態で大声を出して活動していた上に体育館の換気が不十分だったことも重なったと分析された。

このほか、友人間で遊びに出かけたことでクラスターができたと分析された事例もあったと報告された。

新型コロナウイルス問題については、体育や音楽の授業などで飛沫が飛ぶ可能性があると指摘され、授業実施への工夫なども呼びかけられている。授業やその他の教育活動でも感染防止に気を遣っているもと、部活動によって広がる要因になってしまっているというのは、部活動のあり方についても慎重に考えていくべきではないか。
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