岡崎城西高校(愛知県岡崎市)チアリーディング部員だった当時1年の女子生徒が練習中に下半身不随になる事故に遭い、「学校側の安全管理に問題があった」として介護費など約1億8000万円の損害賠償を求めて提訴していたことが、2021年4月18日までにわかった。

提訴は2021年2月15日付だという。

事故は2018年7月に発生した。生徒は入部4ヶ月目の初心者だった。生徒は宙返りの技術が十分習得できていない状態で、より難易度の高い「土台となる別の生徒2人から足を持ち上げられて肩の高さまで上げられた状態から前転宙返りをして飛び降りる」という練習に挑戦した。その際にマットに首から落下して脊髄損傷のケガを負い、後遺症が残ったとしている。

顧問教諭は練習にはほとんど姿を見せなかった。普段の技術指導は外部コーチがおこなっていたが、事故発生当時は不在だったという。練習時の補助者なども不在だったとしている。

学校側は外部専門家を交えて事故の経緯を調査したという。一方で生徒側は「学校から十分な説明を受けていないままになっている」などとして経過に納得していないとしている。

学校側は裁判については「責任を痛感している。裁判所で公正な判断を仰ぎたい」とした。

報道通りだとすれば、事故発生時の経過に問題があったともうかがわれる状況になっている。チアティーディング協会の担当者は毎日新聞の取材に、当該案件のような練習はありえないと疑問視しているという見解を示しているともされている。

事故の状況を詳細にした上で、被害生徒への必要な対応、および同種事故の再発防止を図っていかなければならない。

(参考)
◎「習熟度合わぬ練習で下半身不随」 チア元部員、高校を賠償提訴(毎日新聞 2021/4/19)