東京都教育委員会は2021年8月24日、東京パラリンピックの「学校連携観戦」について、参加辞退が相次いだため、参加予定人数が当初見込みの約13万8000人から約2万4350人へと大きく減る見込みだと明らかにした。

新宿区・渋谷区・杉並区・八王子市の4自治体計119校・約2万人強と、都立学校6校(高校4校・中等教育学校2校)約500人弱、私立幼稚園・中学校・高校22校園約3770人などとなった。このほか港区が参加を検討しているという。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、江東区・江戸川区・墨田区や都立特別支援学校・私立学校園14校園などが、観戦を取りやめたとしている。

新型コロナの問題は日を追って深刻化し、通常の学校教育活動においても、地域によっては修学旅行の中止や実施見送り、夏休み延長や臨時休校の検討なども俎上に上がる状況となってしまっている。このような状況の下で、「学校連携観戦」を通常通り実施するのは困難ではないかといえる。また熱中症対策問題なども見過ごせない。
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