北海道旭川市立中学校2年だった女子生徒が2021年3月に遺体で見つかり、当該生徒へのいじめがあったと指摘された問題に関連して、当該生徒が1年時の2019年に自殺未遂を起こした際、通っていた学校に対して「死にたい」と再三訴える電話をかけていたことが、北海道教育委員会の文書でわかった。

2021年11月3日に遺族側に文書が開示されたという。

北海道教育委員会は自殺未遂事案を把握した際、旭川市教育委員会に対して当該事案をいじめとして対応するよう指導したが、旭川市教委はいじめとは扱っていなかったことも明らかになった。

この事案は、当該生徒が2019年の中学校入学直後より、学習塾の行き帰りなどで知り合った同じ学校の上級生や他校の上級生らからいじめを受けたとされるものである。2019年にはいじめ加害者グループが当該生徒を取り囲んで川に入るように迫り、当該生徒が川に入り込んで自殺を図る事案が発生していた。生徒は自殺未遂事案後、精神的症状が悪化していたという。

このような重大な事案が発生したにもかかわらず、学校側はいじめとして対応せず、教頭が「10人の加害者の未来と、1人の被害者の未来、どっちが大切ですか」と言い出すなど、学校側の不適切対応が指摘されている。

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学校や市教委の対応が適切なものだったとはとうてい思えない。むしろ、いじめに加担していると非難されてもおかしくないようなものとなっている。
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