北海道旭川市立中学校2年だった女子生徒が2021年3月に遺体で見つかり、背景に当該生徒へのいじめがあったと指摘された問題に関連して、生徒が通っていた中学校がいじめを否定する文書を保護者向けに配布していたと指摘されている。

事件の経過


生徒は2019年の中学校入学後、校外で顔見知りになった同じ学校の上級生や、その上級生とつながっていた他校生徒からいじめを受けるようになったとされる。2019年6月には、校外で加害者グループから取り囲まれるなどして脅されるなどして、川の中に入り込む自殺未遂事件が起きた。

その際に被害生徒は学校に連絡して助けを求め、駆けつけた教員らが生徒を川の中から救出したとされる。

生徒の家族が学校側にいじめを相談した際、教頭が「被害者の未来よりも、加害者の未来のほうが重要」などと暴言を吐いたとされることなど、学校側が不適切な対応をしたことが指摘されている。

生徒はその後、精神的な症状を発症して不登校になり、転居して別の学校に転校した。しかし転校後も症状が続いた。生徒は2021年2月に自殺をほのめかすメッセージを残して行方不明になり、同年3月に遺体で発見された。

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当該案件は2021年4月に週刊誌が大きく報道し、全国的に知られることになった。

一方でそれに先立つ2019年秋、当該生徒の自殺未遂事案が、地元マスコミ発行の月刊誌で報じられていた。月刊誌報道を受けた2019年秋に、学校側が「いじめはない」とする文書を、保護者に配布していたとされる。

旭川市教育委員会は文書について、「調査中で回答を控える」とした。

いじめ事案に関する当該校の当時の対応は常軌を逸したものであることが、これまでの上方からもうかがわれることになっている。いじめが強くうかがわれるとする情報を指摘した被害者保護者には恫喝するような対応を取るだけでなく、いじめ自殺未遂事案の報道については打ち消すような文書を配布するなど、めちゃくちゃな行為ではないかと感じる。