コーチによる暴力事件が発覚した秀岳館高校(熊本県八代市)のサッカー部で2022年3月下旬、上級生部員が入学予定だった生徒に暴行を加え、被害生徒は入学を辞退し高校に進学できない状態になっていることがわかった。

報道によると、経過は大筋で以下のようである。

被害生徒は熊本県外の中学校から、2022年4月に秀岳館高校にスポーツ推薦で入学予定で、3月下旬よりサッカー部の寮に入寮して生活していた。

しかし2022年3月下旬、食堂で食事の準備をしていたところ、上級生の2年(現3年)の部員から突然、「調子に乗るな」などと言いがかりを付けられて暴行を受け、「殺すぞ」などと罵倒されたという。

被害生徒はこの事件をきっかけに寮を退寮して自宅に帰り、入学を辞退することを決めた。入学扱いにならなかったために転校もできない状態になり、進路が宙に浮いているとされる。

また別の入学予定だった複数の生徒も、3月下旬に入寮したもののすぐに退寮し、現在はいずれも別の高校に通っているとしている。

コーチの暴行といい、上級生部員からの暴行といい、暴力体質がはびこっているのではないかと疑問に思わざるをえない。
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