文部科学省の中央教育審議会の作業部会は2022年8月25日、デジタル端末を使用した「デジタル教科書」について、2014年度から小学校5年~中学校3年の英語科で先行導入するとした文部科学省の方向性を了承した。
発音や動画などの音声活用に役立つとして、英語科での導入方針が決まった。現行の紙の教科書については、当面は廃止せずに併用する方向性としている。
また、算数・数学科についても、図形学習での視覚的理解などに寄与するとして、2025年度以降の導入の方向性を検討している。
デジタル教科書については、動画や音声データなどの活用や、抽象的な概念を視覚化できること、検索機能が紙と比較して格段に充実していることなどで、学びの広がりに期待できる部分はある。文字拡大機能やふりがな機能などで、何らかの障がいやハンディキャップを抱える児童・生徒などへの支援にもつながるとも期待される。
一方で、端末が高価になりがちなこと、端末に故障や不具合があったときの対応が難しくなること、紙媒体と比較して学習記憶が定着しにくいと指摘されていること、視力等に与える影響、通信環境の格差など、課題も指摘されている。
デジタル教科書はメリットもあるが、それ一辺倒にするのもまた課題があるということになる。うまく併用できるような取り組みを検証していくことは必要になってくる。
発音や動画などの音声活用に役立つとして、英語科での導入方針が決まった。現行の紙の教科書については、当面は廃止せずに併用する方向性としている。
また、算数・数学科についても、図形学習での視覚的理解などに寄与するとして、2025年度以降の導入の方向性を検討している。
デジタル教科書については、動画や音声データなどの活用や、抽象的な概念を視覚化できること、検索機能が紙と比較して格段に充実していることなどで、学びの広がりに期待できる部分はある。文字拡大機能やふりがな機能などで、何らかの障がいやハンディキャップを抱える児童・生徒などへの支援にもつながるとも期待される。
一方で、端末が高価になりがちなこと、端末に故障や不具合があったときの対応が難しくなること、紙媒体と比較して学習記憶が定着しにくいと指摘されていること、視力等に与える影響、通信環境の格差など、課題も指摘されている。
デジタル教科書はメリットもあるが、それ一辺倒にするのもまた課題があるということになる。うまく併用できるような取り組みを検証していくことは必要になってくる。