岐阜県教育委員会は2022年10月21日、旧統一協会(統一教会とも)、現名称・世界統一家庭連合系列の女性団体「世界平和女性連合」が、岐阜県立高校43校に対して、団体系列の雑誌を少なくとも数年前から継続的に無償送付していたことを明らかにした。
送付された学校は、県立高校63校のうちの約7割にあたる。いずれの学校でも、学校図書館や教室などに並べるなどの、生徒の目に触れる状態にしていたところはなかった。
雑誌以外の資料送付などはなく、また1冊300円とされる雑誌の代金請求などもなかったという。
岐阜県教育委員会は、県内のすべての県立学校(高校・特別支援学校)に対して、学校に対して統一協会やそれらの関連団体からの接触などがなかったかを調査していた。調査の結果、県立高校43校で、一方的に雑誌が送付されていたことが明らかになった。
送付された雑誌は、「Our Story」(2021年度に「Her Story」から改題)と題する月刊誌だということ。送付された雑誌の裏表紙には、「世界平和女性連合」の県内組織の名称と、同団体所在地とされる岐阜県大垣市内の住所が書かれた印が押されていたという。
反社会的な活動が問題になっている団体が、学校現場に近づくような形にもなっている。
統一協会やその関連団体が学校現場に近づく例は、これまでも「課外教室でのボランティア」「授業補助のボランディア」などの例が報告されている。雑誌送付の形でも接近を図っていたことが明らかになったということになる。このケースでは直接的な影響はなかったものの、一歩間違えればまずい状況にもなりかねなかった。
送付された学校は、県立高校63校のうちの約7割にあたる。いずれの学校でも、学校図書館や教室などに並べるなどの、生徒の目に触れる状態にしていたところはなかった。
雑誌以外の資料送付などはなく、また1冊300円とされる雑誌の代金請求などもなかったという。
経過
岐阜県教育委員会は、県内のすべての県立学校(高校・特別支援学校)に対して、学校に対して統一協会やそれらの関連団体からの接触などがなかったかを調査していた。調査の結果、県立高校43校で、一方的に雑誌が送付されていたことが明らかになった。
送付された雑誌は、「Our Story」(2021年度に「Her Story」から改題)と題する月刊誌だということ。送付された雑誌の裏表紙には、「世界平和女性連合」の県内組織の名称と、同団体所在地とされる岐阜県大垣市内の住所が書かれた印が押されていたという。
反社会的な活動が問題になっている団体が、学校現場に近づくような形にもなっている。
統一協会やその関連団体が学校現場に近づく例は、これまでも「課外教室でのボランティア」「授業補助のボランディア」などの例が報告されている。雑誌送付の形でも接近を図っていたことが明らかになったということになる。このケースでは直接的な影響はなかったものの、一歩間違えればまずい状況にもなりかねなかった。