熊本市立中学校に進学したばかりの男子生徒が2019年4月に自殺し、小学校6年時の担任だった教諭からの不適切指導が背景にあったと指摘された問題で、熊本市教育委員会は2022年11月24日の教育委員会会議で、当該教諭への懲戒処分を2022年12月1日にも決定する方針を決めた。
12月1日に臨時の教育委員会会議を開いて処分方針を決定し、12月2日付での処分になる見通しだとされる。
この問題では、当該教諭は、生徒が通っていた熊本市立五福小学校に着任した2014年当時から、他校に転任した2019年3月までの5年間にわたり、多数の児童に対して「暴言、威圧的な言動」「生徒の胸ぐらをつかむ」「緘黙傾向のある児童に対して、無理やり大声を出させようとしたり、クラスのほかの児童に『この児童の声を聞きたい人は』などと呼びかける」など、百数十件の不適切指導や、暴力行為・いわゆる「体罰」などの訴えがされている。そのうち42件について、熊本市教委などが不適切指導と認定している。
http://kyouiku.starfree.jp/d/post-11181/
この教諭の行為については、保護者や同僚教職員から多くの被害告発が寄せられているとされる。一方で熊本市教委はこれまで「被害訴えとして届けられた教諭の行為が多すぎるので、まとめて処分を検討する」として、処分を保留してきた。
教諭は2019年度に他校に転任したが、2022年11月中旬まで引き続き通常勤務にあたっていたという。また、教諭が五福小学校で顧問を務めていた部活動については、部活動の運営形態を変更した上で、転任後もこの教諭が外部指導者として指導にあたってきたという。
熊本市教育委員会は、現時点で認定したもの以外にも追加で寄せられた被害訴えを一つ一つ確認していると時間がかかる、これ以上遅らせられないとして方針転換し、これまで不適切行為とされた42件を対象に処分をおこなうとしている。
処分の方向に踏み切ったことは当然といえば当然ではある。生徒を自殺に追い込んだ重大性などを考えれば、懲戒免職の可能性も含め、少なくとも停職以上の処分になることとも予想される。
これまで認定した案件についての処分は当然ではある。しかしその一方で、現時点では調査の手が回っていないが被害告発されている案件が多数あるともされている。処分後も、残っている別の案件をうやむやにせず、引き続き調査の手立てを取るべきだと考える。
12月1日に臨時の教育委員会会議を開いて処分方針を決定し、12月2日付での処分になる見通しだとされる。
この問題では、当該教諭は、生徒が通っていた熊本市立五福小学校に着任した2014年当時から、他校に転任した2019年3月までの5年間にわたり、多数の児童に対して「暴言、威圧的な言動」「生徒の胸ぐらをつかむ」「緘黙傾向のある児童に対して、無理やり大声を出させようとしたり、クラスのほかの児童に『この児童の声を聞きたい人は』などと呼びかける」など、百数十件の不適切指導や、暴力行為・いわゆる「体罰」などの訴えがされている。そのうち42件について、熊本市教委などが不適切指導と認定している。
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この教諭の行為については、保護者や同僚教職員から多くの被害告発が寄せられているとされる。一方で熊本市教委はこれまで「被害訴えとして届けられた教諭の行為が多すぎるので、まとめて処分を検討する」として、処分を保留してきた。
教諭は2019年度に他校に転任したが、2022年11月中旬まで引き続き通常勤務にあたっていたという。また、教諭が五福小学校で顧問を務めていた部活動については、部活動の運営形態を変更した上で、転任後もこの教諭が外部指導者として指導にあたってきたという。
熊本市教育委員会は、現時点で認定したもの以外にも追加で寄せられた被害訴えを一つ一つ確認していると時間がかかる、これ以上遅らせられないとして方針転換し、これまで不適切行為とされた42件を対象に処分をおこなうとしている。
処分の方向に踏み切ったことは当然といえば当然ではある。生徒を自殺に追い込んだ重大性などを考えれば、懲戒免職の可能性も含め、少なくとも停職以上の処分になることとも予想される。
これまで認定した案件についての処分は当然ではある。しかしその一方で、現時点では調査の手が回っていないが被害告発されている案件が多数あるともされている。処分後も、残っている別の案件をうやむやにせず、引き続き調査の手立てを取るべきだと考える。