「大阪府枚方市立中学校在学中にいじめを受けて不登校になった。学校側の不適切な対応があった。PTSDを発症し転校を余儀なくされた」として、被害に遭った女子生徒が枚方市を相手取り、2022年12月21日付で慰謝料など約245万円を求める損害賠償訴訟を大阪地裁に起こすことがわかった。
報道によると、いじめの経過は以下の様子である。
生徒は同中学校1年だった2020年、所属していた部活動で同級生10人から仲間はずれなどのいじめを受けた。2020年8月に顧問教員に相談したが、顧問は対応せず、また情報共有などもせず、そのまま放置していた。
いじめが続いているとして約7ヶ月後に再び相談すると、顧問教員は「この生徒が悪い」と決め付け、加害者部員への謝罪を強要したともされる。担任や管理職にも相談したが、教頭は両親に「この問題は50対50の落としどころをみつけるしか方法がない」などと発言したともされる。
生徒はPTSDを発症し、2021年6月に市外に転校した。
枚方市教育委員会は2022年12月15日、当該案件を報道発表し、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定して調査していることを明らかにしている。
いじめ対応で被害者にも非があるとするような対応は、極めてまずい対応だというべきものである。訴訟の同校はどうなるかわからないが、適切な対応がなされることを願っている。
いじめの経過
報道によると、いじめの経過は以下の様子である。
生徒は同中学校1年だった2020年、所属していた部活動で同級生10人から仲間はずれなどのいじめを受けた。2020年8月に顧問教員に相談したが、顧問は対応せず、また情報共有などもせず、そのまま放置していた。
いじめが続いているとして約7ヶ月後に再び相談すると、顧問教員は「この生徒が悪い」と決め付け、加害者部員への謝罪を強要したともされる。担任や管理職にも相談したが、教頭は両親に「この問題は50対50の落としどころをみつけるしか方法がない」などと発言したともされる。
生徒はPTSDを発症し、2021年6月に市外に転校した。
枚方市教育委員会は2022年12月15日、当該案件を報道発表し、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定して調査していることを明らかにしている。
対応がまずい
いじめ対応で被害者にも非があるとするような対応は、極めてまずい対応だというべきものである。訴訟の同校はどうなるかわからないが、適切な対応がなされることを願っている。