兵庫県立龍野北高校(兵庫県たつの市)で、定時制の保健体育科を担当し生徒指導部長なども務める男性教諭(58)が、生徒に暴言ととれる不適切発言をおこなっていたことが指摘された。朝日新聞ウェブ版2023年3月9日『生徒に「化粧してもブス」「いてこますぞ」教諭の暴言、県立高が調査』が報じている。
https://www.asahi.com/articles/ASR376HL5R31PIHB014.html
当該教諭は前任校で、柔道部を定時制通信制の全国強豪校にした経歴を持つ。「ヤンキー先生」ともあだ名されて、テレビ取材なども受け、教育論に関する著書も出版している。
しかし前任校で2019年末、柔道部の部員が集団で家出したことをきっかけに、この教諭やほかの顧問教員が、指導中に暴力や暴言などの不適切指導を繰り返していたことが明らかになった。調査の結果、この教諭は2020年3月、停職3ヶ月の懲戒処分を受けた。
http://kyoukublog.wp.xdomain.jp/post-20794/
http://kyoukublog.wp.xdomain.jp/post-20961/
教諭は前任校での事件後、龍野北高校に異動した。しかし2023年2月、LINEで知人女性を脅迫するような文言を送ったとして警察に脅迫容疑で逮捕され、のちに起訴猶予処分となった。
脅迫事件の報道を受けて学校側が保護者説明会を開いた際、教諭の生徒への暴言に関する訴えが寄せられたという。
報道によると、▼ニット帽をかぶったままいつまでも脱がなかった生徒に、「いつまでかぶっとんのか。いてこますぞ(やっつけるぞ)」。▼学校に化粧をしてきた女子生徒に、「ブスは化粧をしてもどうせブスや」。などの発言が確認されたという。
一方で校長は「生徒指導はその場の流れがあり、アプローチの仕方が色々ある」などと話しているという。
しかし生徒指導には「アプローチの仕方がいろいろある」というのは一般論の範囲ではそうではあるのだろうが、それはあくまでも生徒の人権を尊重するというのが前提であり、人格否定の暴言などはそういう範疇に入らないだろう。指摘された発言は、生徒指導の範囲を超えた、暴言や脅迫的な発言だと受け取れるものであり、不適切だというべきものである。
https://www.asahi.com/articles/ASR376HL5R31PIHB014.html
経過
当該教諭は前任校で、柔道部を定時制通信制の全国強豪校にした経歴を持つ。「ヤンキー先生」ともあだ名されて、テレビ取材なども受け、教育論に関する著書も出版している。
しかし前任校で2019年末、柔道部の部員が集団で家出したことをきっかけに、この教諭やほかの顧問教員が、指導中に暴力や暴言などの不適切指導を繰り返していたことが明らかになった。調査の結果、この教諭は2020年3月、停職3ヶ月の懲戒処分を受けた。
http://kyoukublog.wp.xdomain.jp/post-20794/
http://kyoukublog.wp.xdomain.jp/post-20961/
教諭は前任校での事件後、龍野北高校に異動した。しかし2023年2月、LINEで知人女性を脅迫するような文言を送ったとして警察に脅迫容疑で逮捕され、のちに起訴猶予処分となった。
脅迫事件の報道を受けて学校側が保護者説明会を開いた際、教諭の生徒への暴言に関する訴えが寄せられたという。
報道によると、▼ニット帽をかぶったままいつまでも脱がなかった生徒に、「いつまでかぶっとんのか。いてこますぞ(やっつけるぞ)」。▼学校に化粧をしてきた女子生徒に、「ブスは化粧をしてもどうせブスや」。などの発言が確認されたという。
一方で校長は「生徒指導はその場の流れがあり、アプローチの仕方が色々ある」などと話しているという。
しかし生徒指導には「アプローチの仕方がいろいろある」というのは一般論の範囲ではそうではあるのだろうが、それはあくまでも生徒の人権を尊重するというのが前提であり、人格否定の暴言などはそういう範疇に入らないだろう。指摘された発言は、生徒指導の範囲を超えた、暴言や脅迫的な発言だと受け取れるものであり、不適切だというべきものである。