北海道網走市教育委員会は2023年3月31日、同じ市立中学校でいじめ9件を確認し、うち3件を重大事態と認定したと発表した。

9件は2022年度に発生した。発表によると、9件のうち、重大事態に認定されたのは、以下の行為だという。

  1. 男子生徒1人が、別の男子生徒11人に取り囲まれて体を押さえつけられるなどした上、ズボンや下着を下ろされるなどした。

  2. 女子生徒1人が、男子生徒1人からSNSで卑猥な画像を送りつけられるなどした。

  3. 別の女子生徒1人が、男子生徒1人から、SNSで裸の写真を撮影して送るよう強要されたり、体を触られるなどした。


2.と3.での加害行為をおこなった男子生徒は同一で、1.の加害行為にも関与していた生徒の1人でもあるという。

網走市教育委員会は2023年3月に調査委員会を設置し、調査を進めるとしている。また被害者の一部は、警察に被害届を出したともいう。

指摘されているいじめ行為は、極めて重大なものとなっている。第三者委員会としても調査の上で、事実関係の詳細な解明が求められている。また被害生徒へのケアなどの対応も必要になってくる。
このエントリーをはてなブックマークに追加 編集