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福岡県の私立大牟田高校で、駅伝部の監督を務める男性教諭が部活動指導中に部員を平手打ちするなどの暴力行為・いわゆる「体罰」を繰り返したとされる問題で、謹慎を経て退職届を出した当該教諭を、学校側が退職翌日から「非常勤の部活動指導員」の立場で再採用し、従来と同様に部活動指導に携わることがわかった。

2023年4月11日のマスコミ報道で報じられている。

報道によると、経過は以下の様子である。

当該校は全国大会に複数回優勝経験があるなど、「強豪校」とされているという。2022年度、部活指導中に、当時3年の生徒4人に複数回平手打ちなどを加えたことが発覚した。教諭は2023年3月、学校側の調査に対して事実関係を認めたという。

教諭はこの事件を受けて、謹慎措置になっていた。教諭はその間に退職願を出し、2023年4月10日付で退職が認められた。

しかし駅伝部の保護者らが「現場に携わってほしい」とする要望を学校側に上げたとして、学校側は翌日2023年4月11日付で、当該元教諭を「部活動の非常勤指導員・支援員」の扱いで採用することを決めた。元教諭は当面は限定的な形ながら、新監督をサポートして、部活指導にそのまま携わるとしている。

学校側はマスコミ取材に対して、「教育の一環として、駅伝部の部員に不利益が発生しないようにしないといけない。生徒を第一に考えた」などと話したという。

しかしこれは「教育の一環」「生徒第一」をはき違えたものだと言わざるを得ない。部活動の指導の継続性や成績など以前に、暴力行為・人権侵害行為を常習的におこなうような行為とそういう環境に晒されることこそが、部員への不利益ではないのか。
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